北海道の最低賃金は、2026年10月に1,131円へ引き上げられます。時給が上がると聞くと、単純に収入が増えると感じるかもしれません。しかし、実際には働き方によって、収入の増え方や税金・社会保険の負担が変わってきます。そのため、この記事では北海道の最低賃金の動きと、働き方を考えるときに知っておきたいポイントを紹介します。
北海道の最低賃金、2026年10月に1,131円へ
北海道地方最低賃金審議会は2026年8月5日、最低賃金を56円引き上げて時給1,131円にすると答申しました。現在の1,075円から見ると、引き上げ率は5.2%です。新しい金額は、10月1日から適用される見通しです。しかし、時給が上がったからといって、それだけで生活が安定するとは限りません。働き方によって、手取りの増え方は変わってきます。
時給が上がっても知っておきたい「年収の壁」
パートやアルバイトで働く場合、収入が一定額を超えると、税金や社会保険の負担が発生する「年収の壁」があります。以前は103万円が目安とされていましたが、近年の税制改正で金額の見直しが続いており、年によって基準が変わっています。また、社会保険への加入は106万円や130万円が基準になることが多く、税金の壁とは別に確認が必要です。そのため、いくらまで働けば損をしないのか、正確な金額は最新の公式情報で確認することが大切です。
社会保険と扶養、働き方への影響
収入が扶養の範囲を超えると、配偶者や家族の税負担が増えたり、自分自身で社会保険に加入する必要が出てきたりします。一方で、社会保険に加入すると、将来の年金額が増えたり、傷病手当金などの保障を受けられたりするメリットもあります。つまり、扶養の範囲内で働くか、社会保険に加入して働くかは、どちらが正解というものではなく、状況によって変わります。しかし、こうした制度は複雑で、自分だけで正しく判断するのは簡単ではありません。
一人で決めるのが難しいときは、派遣会社に相談するという方法
税金や社会保険の制度、働き方の希望をすべて自分だけで整理するのは、思っている以上に手間がかかります。そのため、こうした場面では、派遣会社に相談するという方法があります。派遣会社は、まず希望や状況を聞いたうえで、扶養の範囲を意識した働き方や、しっかり収入を得る働き方など、状況に合わせた提案をしてくれます。また、社会保険の加入条件についても担当者が説明してくれるため、疑問をそのままにせずに働き方を決めやすくなります。

派遣会社に相談するとどう進むのか
派遣会社への相談は、いきなり仕事を決めることから始まるわけではありません。まずは、働きたい時期や希望する収入、扶養に入ったままにしたいかどうかなど、状況を伝えるところから始まります。そのうえで、担当者から働き方に合った求人が提案されるため、話を聞いてから仕事を考えることもできます。たとえば、扶養の範囲内で短時間だけ働きたい人にも、しっかり収入を得たい人にも、それぞれに合った提案が可能です。北海道の最低賃金の引き上げにあわせて、自分に合った働き方を一度整理してみるのもよい機会です。

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